パソコンの上手な捨て方(廃棄方法)とは【パソコンの無料回収または買い取り!】
不要なパソコンを捨てたい場合、下手に回収業者に頼むと、料金が数千円程度かかってしまいます。一方、パソコンの無料回収業者に頼めば、無料で回収してくれますし、パソコンの買い取り業者にパソコンを買い取ってもらえば、少額ですがお金を得ることもできます。
パソコンの捨て方の手順とは
パソコンの捨て方の手順では、2ステップ(データの消去、パソコンの破棄)から成ります。
Step1.パソコン内のデータを完全に消去する
パソコン内の個人情報が残ってい場合、悪用されるとかなりの被害を被ります。例えば、クレジットカードの番号の情報をパソコンに保持していた場合、第三者に漏れると、勝手に商品を購入されたりするケースもありえます。また、メールアドレスも立派な個人情報であり、他人に売買されてしまうことも想定されます。ちょっと怖いですよね。
このため、パソコンを廃棄する際、情報の悪用を防止するため、パソコン内の情報は全て消去する必要があります。詳細は以下で解説します。
Step2.パソコンの廃棄
パソコンの情報を完全に消去した後、パソコンを廃棄することになります。もちろん、業者によっては、パソコンを回収した後、パソコンの情報を全て消去してくれる業者もあります。詳細は以下で解説します。
Step1.パソコン内のデータを完全に消去する
パソコン内のデータの消去の仕方について詳しく解説します。具体的なパソコンのデータの消去方法にはいくつか方法があります。
・フリー(無料)ソフトで、パソコンのデータを消去する方法
パソコンのデータを消去するフリーソフトとして有名なもの(定番)は以下の3つです。特に「DESTROY」は、一番有名です。また、これらのフリーソフトを利用する場合、ダウンロードしたフリーソフトをCD等に焼いて、この焼いたCDを用いてパソコンの全データを消去します。
ソフト名(ダウンロードのリンク先) | 特徴 |
DESTROY | ・ハードディスクのデータを完全に抹消できる、MS-DOSを用いて、パソコンのデータを完全に消去する無料ソフトです。 ・CD-Rかフロッピーディスクを利用します。 |
Wipe-out | ・データを完全に抹消できる無料ソフトです。 ・CD-RかフロッピーディスクかUSBメモリーを利用します。 |
CCleaner | ・ドライブ全体のデータの消去が可能な無料ソフトです。 |
有料のソフトを利用して、パソコンのデータを消去する方法
例えばヨドバシカメラなどで専用のソフト(主にCD)を購入し、購入したCDをパソコンにセットして、パソコン内のデータを完全消去します。
パソコンのデータを消去する有料ソフトとして有名なものに以下のソフトがあります。
有料ソフト名 | 画像リンク(アマゾン) | 特徴 |
ターミネータ10plus データ完全抹消 | シェアNo.1を誇る定番のデータ削除ソフトです。約5000円です。 | |
ドライブクリーナー | 1ライセンスで何台でも消去できます。 |
業者で消去してもらう
パソコンを業者に渡した後、業者にパソコン内のデータを消去してもらう方法です。この場合、後述するように有料または無料の場合があります。
(参考)やってはいけないデータの消し方
参考までに、やってはいけないデータ消し方について解説します。これらのやり方では、パソコンのデータが完全に消去できないため、第三者にデータを悪用される恐れがあります。
△データをゴミ箱で削除する
例えば、Dドライブのデータをゴミ箱に移動して削除するやり方です。この場合、一見、Dドライブは空になりますが、実はデータは削除されていません。
ゴミ箱でデータを削除すると、確かにデータにはアクセスできませんが、データへのリンクが切れただけで、データ自体の情報はパソコンにしっかりと残っています。
さらに、どこにでも売っている市販のデータの復元ソフトでデータを復元することもできます。ちなみに、データの復元ソフトは、データを誤ってゴミ箱に捨ててしまった場合などに、データを復元してくれて便利です。
△データは削除し、OS(Windowsなど)はそのままにする
データを削除して、OS(Windowsなど)は、そのままにした場合も、危険な状態です。この場合、OS(Windowsなど)がパソコンに残っているため、メールアドレスなどの個人情報がパソコン内に残ってしまいます。
従って、上述したように、専用ソフトでデータはもちろんOS(Windowsなど)も必ず完全に破壊する必要があります。
Step2.パソコンの廃棄
データを消去した後、次にパソコンを廃棄します。
パソコンを業者に破棄してもらう方法には、以下の3通りのやり方があります。簡単に説明すると、お金を支払うか、無料か、お金をもらう方法があります。
1.(非推奨)お金を支払ってパソコンを破棄してもらう
2.無料でパソコンを回収してもらう
3.パソコンを買い取り業者に買い取ってもらう
1.(非推奨)お金を支払ってパソコンを破棄してもらう
お金を支払ってパソコンを破棄してもらう方法は、もちろん、お金がかかるため避けたい方法ですが、参考のため、やり方については解説します。
粗大ごみの回収業者に回収してもらう
例えば、今手元に粗大ごみの回収業者のチラシがありますが、料金表を見るとパソコンの回収には千円かかるようです。しかしながら、このやり方は、お金がかかるため有りえないパソコン破棄方法となります。
2.無料でパソコンを回収してもらう
このやり方には、いくつかの方法があります。
(a)パソコンメーカに回収を依頼する
この場合、例えば以下のような手順でパソコンを破棄します。
メーカーに連絡をとり、専用ゆうパック伝票を送付してもらいます。次に、破棄したいパソコンを段ボールに包装してゆうパック伝票を張り付けて送付します。
詳しくは、以下のページに手順の詳細が書かれています。
パソコンリサイクル対象品目のお申し込みについて
(b)専門業者に回収してもらう
以下のような専門業者に回収してもらいます。この場合のやり方は以下の通りです。
1.破棄したいパソコンを段ボールにつめます。
2.クロネコヤマトを自宅に呼び出して(もしくはコンビニで)着払いで出荷します。
このタイプの無料回収業者は、パソコンのデータも無料で消去してくれるため便利です。従って、これらの方法を利用してパソコンを破棄する場合、完全無料となりうれしい限りです。
具体的な無料回収業者として有名なのは、以下の2つです。
無料回収業者(リンク) | 特徴 |
パソコンファーム | 回収したパソコンのデータも無料で完全消去してくれます。 |
パソコン回収.com | こちらも、回収したパソコンのデータも無料で完全消去してくれます。 |
3.パソコンを買い取ってもらう
この方法では、逆にお金がもらえるため、一見パソコンを破棄する際、一番最善なやり方に思われます。しかし、幾つか盲点があります。
盲点1.データの消去にお金がかかる場合がある。
買い取り業者によっては、データ消去に5千円もかかるケースがあります。この場合、パソコンを買い取ってもらっても、赤字になるケースがあります。この場合、データ消去の料金支払いを避けるために、パソコンのハードディスクを取り出しておくもの1つの方法です。
盲点2.パソコンの買い取り価格が100円と安価な場合もある
パソコンの買い取り価格が一律100円の場合もあります。例えば、電車代140円でパソコン買い取り業者に訪問して100円で買い取ってもらった場合、40円の赤字となり、無料回業者に頼んだ方がよかったことになります。
盲点3.通常、最近のパソコンでなければ買い取ってもらえない
通常、最近のパソコンでなければ買い取ってもらえません。従って、古いパソコンの場合には、買い取ってもらえないため、別の無料回収業者などに頼むことになります。
以上のように、パソコンを買い取ってもらって利益を得るのは狭き門となります。
比較的有名なパソコン回収業者は以下の通りです。
業者名(リンク) | 解説 |
ソフマップ | ・5~6年以上前のパソコンになると買い取ってもらえない。 ・データの消去に980円かかります。 |
手っ取り早くパソコンを廃棄したい場合
とにかく、手っ取り早くパソコンを廃棄したい場合、パソコンを金づちで叩いて、燃えるゴミにすてる方法があります。
この方法は、パソコンの部品も壊れるため、再利用がされにくく、エコにはやさしくないやり方ではあります。しかし、パソコンの破棄方法に関してあまり情報がない場合、下手をするとお金を支払って破棄してもらう(誘導されてしまう)ケースもあるため、このパソコンを破壊する方法も十分ありと言えます。
この場合、パソコンの大きさにより、やや捨て方が異なります。
小さいパソコンの場合
小さいパソコンの場合、そのまま燃えるゴミとして捨てることが可能です。このため、最初に金づちでパソコンを叩いて完全にデータ記憶媒体等を破壊した後、燃えるゴミに捨てます。
大きいパソコンの場合
パソコンが大きすぎて、市区町村の燃えるゴミで捨てられない場合があります。この場合、パソコンのネジを外して細かく分解した後、金づちで叩いて破壊します。その後、小さくなったパソコンの残骸を燃えるゴミに捨てます。
参考までに、外付けハードディスクを捨てたい場合も、金づちで数回叩いてボコボコにした後、燃えるゴミに捨てる方法が、常套手段です(よくIT業界で行われているやり方です)。
まとめ
以上のように、パソコンの捨て方は多岐にわたり、やや複雑です。まとめると、以下のようになります。
・パソコンが比較的新しい場合
パソコン買い取り業者に買い取ってもらいます。但し、データ消去は有料のケースが多いので、無料か有料ソフトでデータを消去します。もしくは、パソコン内のハードディスクのみ自分で取り出して、取り出したハードディスクを金づち等で物理破壊して捨てる方法もあります。
・パソコンが古い場合
パソコンの無料回収業者に回収してもうらうか、もしくは金づちでパソコンを破壊して燃えるゴミに捨てます。
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