現在、地球は、宇宙規模でみた場合、どの程度の文明レベルなのでしょうか?

1964年、ソ連の天文学者、ニコライ・S・カルダシェフは以下のように文明を分類しました。

タイプI文明

タイプI文明…惑星規模のエネルギーを利用する文明

イメージとしては、地球内部のコア(高温から成る液体・固体)のエネルギーを取得して、社会に振り分けるようなイメージです。

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タイプII文明

タイプII文明…恒星規模のエネルギーを利用する文明

例えば、太陽全体をプラスチックや金属などで囲い(通称「ダイソン球」と言われています。)、太陽が放出するエネルギーをもれなく取得する文明です。これだけ膨大なエネルギーを取得すれば、地球のエネルギー不足は、完全に解消されそうで、電気代もすべてただ(フリー)になることは容易に想像できます。

実は、ダイソン球を構築した文明は、高温化するダイソン球内部の熱を赤外線として放出する必要があるため、天体観測によって容易に観測可能であると言われています。たまに、遠く離れた恒星でダイソン球発見?みたいなニュースを見かけます(笑)。

例えば、最近、地球から1480光年先にある恒星「KIC 8462852」で「ダイソン球」以外では、今のところ説明がつかない観測がなされました。
【ダイソン球?】約1500光年先に謎の人口構造物を発見!?

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タイプIII文明

タイプIII文明…銀河規模のエネルギーを利用する文明

銀河全体のエネルギーを取得する文明のことを指します。ここまでくると、どういう形態なのか想像がつきにくくなりますが、結局のところ、銀河系の全恒星のエネルギーを地球に供給する形態となります。

一例として、銀河の全恒星をダイソン球で覆う考え方が提唱されています。

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タイプⅣ文明

タイプⅣ文明…宇宙規模のエネルギーを利用する文明(理論物理学者カク・ミチオ氏が提案) 

文字通り宇宙全体のエネルギーを取得する文明ですが、観測可能な宇宙の惑星等のエネルギーをくまなく利用している状態のことです。このクラスになれば、例えば、「ドラえもん」のように、想像できそう事はなんでも可能な文明レベルに到達していることでしょう。

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現在の地球人の文明レベルは?

現在の地球人は、地球のコアのエネルギーは利用しておらず、石油の化石燃料などを利用しているにすぎません。つまり、現在の地球の文明は、タイプI文明にすら到達しておらず、タイプ0型文明であると言われています。

高度な宇宙文明を有する宇宙人からみれば、地球人はほぼ原始人に等しいことになるのでしょうか?地球がタイプⅣ文明に到達するのは、遠い未来のような気がします。

しかしながら、「技術的特異点」を考慮すると、実は今・来世紀ぐらいに地球がタイプⅣ文明に到達してもおかしくないとも考えられます。

科学技術が急速に進歩する技術的特異点とは