ナノテクノロジーとは、原子や分子サイズのスケールで制御する技術のことです。例えば、近い将来、体内にナノマシン(非常に微細なロボット)が常駐した場合、人間はどのような恩恵を受けられるのでしょうか?

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特定の細胞のみ治療する(ドラックデリバリーシステム)

ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System)では、体の内部に入ったナノマシンが患部や細胞まで薬を運搬し投与するシステムです。例えば、血液中に微細なナノマシンが入り込み、がん細胞を見つけると、このがん細胞に薬物を投与してくれます。

一般に、がん細胞を治療する薬は正常な細胞も傷つけてしまう副作用が発生します。一方、ナノマシンでは、細胞のみ集中的に薬物を投与することで副作用はなくなり、がんに対する生存率が飛躍的に向上します。場合によっては、ガンの完全克服も可能かもしれません。この場合、ガンは風邪と同様に簡単に治癒できる病気の一つになっています。

現在のところ、ナノマシンではないものの、抗がん剤を包んだ一種のカプセルが、がん細胞とぶつかったときだけ、薬物投与してくれるものは、既に開発されており、臨床試験の最終段階に到達しているそうです。我々の予想以上に科学は進歩していますね。

ナノマシン、自分専用の「病院」が体の中を駆け巡る未来の医療は、すぐそこに

ナノ診断機

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ナノマシンが人体を循環し、異常があった場合、知らせてくれるシステムです。異常の予兆まできちんと調べられれば、もう健康診断にも行く必要はなくなります。

例えば、がんなどの重大な病気も早期発見できるため、がん完治率もかなり向上します。また、血管が詰まることにより発生する脳梗塞も、体内のナノマシンが事前に検知してくれるため、脳梗塞の心配もなくなります。

ナノ治療器で不老不死に!?

ナノ治療器は、ナノ診断機の上を行く技術であり、身体に常駐しているナノマシンが身体の異常を検知した場合、治療してくれるシステムです。例えば、血糖値が高くなったら、ナノマシンが血糖値を抑えてくれたり、がん細胞を見つけたら、ナノマシンが治癒・破壊してくれます。

さらに、ナノマシンが細胞単位での修復・治癒が可能になった場合、体内のナノマシンが老化した細胞を若返らせてくれるので、人間は、ほぼ不死の存在になります

参考?までに、最近見たアニメ「クロムクロ」では、侵略者(宇宙人)の技術により、体内にナノマシンが常駐して細胞を治療してくれるため、人間は不死とのことです。

脳内でクラウド接続も可能になる?

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カーツワイルさんの予想によると、脳に常駐しているナノマシンを介して、外部サーバーにクラウド接続することも可能になると予測されています。記憶や感情も外部サーバーに保存してアクセスすることができるため、人間自体の機能も飛躍的に向上します。

例えば、ジョークを飛ばしたい場合に、通常であれば何も思いつかない場合でも、脳内で外部?サーバーにクラウド接続することで、高度なジョークを飛ばすことができます(笑)。

ナノマシンは、いつ頃、実現可能なの?

例えば、体内のナノマシンが老化した細胞を若返らせる等の技術はいつ頃可能なのでしょうか?カーツワイルさんの予測では、これらのナノマシンやナノテクノロジーの技術は、30年後(2045年ごろ)まで可能とのことです。

どうやら私は不死らしいですね(笑)。とはいえ、技術の進歩がカーツワイルさんの予測より遅い可能性もあるので、半分まで信じることにします(笑)。