【脳が機械と融合】2030年、我々は仮想世界に住んでいる!?
2016年はVR元年ともいわれ、仮想世界を視覚的に見れるVRゴーグル等の商品が多数開発されました。一方、人間の五感すべてを仮想世界に移動させるフルダイブは、著名な発明家であるカーツワイル氏の予測によると2030年頃には、実現されてるとのことです。なんと、2030年頃、我々は仮想世界の中で生活しているかもしれません。
フルダイブの仮想世界とは
フルダイブの仮想世界では、自分がパソコンの画面の中にいるような状態であり、五感すべてが、パソコンの中に作り出された空間を体感している状態です。つまり、仮想世界にいる自分自身が、ゲーム空間等の仮想空間に入り込んだ状態になります。そこでは、自分の五感を駆使して、動いたり会話をしたり、銃を持ってゲームをすることが可能です。
もちろん、2017年の現在では、VRゴーグルを利用することで、視覚と聴覚に関しては、仮想世界に没入することが可能です。一方、5感すべてが仮想世界に没入するフルダイブはまだ実現されていません。
フルダイブの仮想世界のアニメ例
フルダイブの仮想世界の例として、わかりやすいのが、人気アニメの「ソードアート・オンライン」です。このアニメでは、主人公(キリト)が仮想世界にフルダイブすることで、人間の五感がすべて仮想世界とつながり、仮想世界の中でゲームを体験します。参考までにこのアニメでは、仮想世界のゲームで死ぬとリアルでも死んでしまうという、ちょっと怖い設定になっています。
※ソードアート・オンライン PV第1弾
https://youtu.be/Qr4jQQUGsCg
ナノマシンを利用して仮想世界を実現
フルダイブするためには、カーツワイル氏の主張によると、脳にナノマシンを送りこむ必要があります。このナノマシンは、脳の感覚や記憶する機能にアクセスすることで、脳に特定の感覚や記憶を与えることができる機能を有しています。このため、脳がナノマシンとアクセスすることにより、脳の機能が拡張されることになります。表現を変えると、脳が機械と融合しているとも言えます。
ナノマシンを介してクラウド接続
ご存知の方も多いと思いますが、Windows 10には、OneDriveが標準装備されており、クラウド(遠隔地のサーバー)にファイルを保存することが可能となっています。これと同様に、ナノマシンがクラウドにアクセスすることで、クラウドを介して情報を取得でき、また、記憶をクラウドに保存できるようにいなります。
さらに、人間の脳の記憶すべてをバックアップとして保存できるようになります。従って、仮に本人が死んだとしても、バックアップを利用して復活するできるかもしれません。完全に自我を含めて復活できるわけではないので、やや微妙ですが(笑)。
人間の演算処理も向上
脳に注入されたナノマシンは、もちろん人間の思考にも作用できるので、人間の思考速度もナノマシンの助けを借りて高速になります。ある意味、脳が機械に融合したと言えるでしょう。
人工知能に対抗可能
実は、脳にナノマシンを注入して、脳を拡張・機械化することは、将来の脅威になりうる人工知能にも対抗する対抗手段にもなります。
人工知能が急速に進化することで、将来人間の存在を脅かすことになると、宇宙物理学者のホーキング氏等が主張しています。この根拠は、PCの処理速度が毎年2倍になるムーア法則に基づいています。仮に人間と同じ知能のAIが完成すると、10年後には、1000倍、20年後には、100万倍の知能を持ったAIができるため、怖いですが、このAIが人間を排除してしまうか可能性もありえます。
一方、この将来の脅威となるAIに対抗する手段として、人間自身が機械と融合する方法があります。例えば、ナノマシンを脳に送り込むことで、脳が機械と融合するとで、人間の知能の向上速度もAIと同様になり、脅威的なAIの知能に対抗することができます。つまり、人工知能に対抗するために、人間自身も機械化しようという発想になります。
2030年頃にフルダイブの仮想世界が実現
さらに、脳内のナノマシンが、人間の感覚、感情にもアクセス可能となった場合、ようやくフルダイブが実現されます(おそらく2030年頃)。人間の五感すべてが、仮想世界に移行することで、仮想世界に例えば住むことも可能になります。この場合、仮想世界のゲームも相当リアリティがあるので、相当楽しめると思います。また、仮想世界を介して、他人とコミュニケーションをとることもできます。また、仮想世界で仕事をすることも可能になります。もう、オフィスをビルに構える必要すらなくなるかもしれません。
最も、このくらいの進化すると、個人的な予想としては、仕事の大部分は人口知能がこなしてくれるようになるのではないでしょうか。多くの人間は働くこともなく、例えば政府からお金が給付されるベーシックインカム等の制度が実現してもおかしくないと思われます。
多くの時間を仮想世界で過ごしている
フルダイブの仮想世界が実現すると、人間の多くの時間を仮想世界で過ごすと予測されています。現実よりはるかにビジュアル的に刺激的で、思い通りのことが可能な仮想世界で過ごすのは、ある意味自然な流れかもしれません。週末には、友人と仮想世界で会話を楽しんでいるかもしれませんよね。もしくは、仮想世界のゲームに没頭しているかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?カーツワイル氏の予想では、2030年代には、フルダイブが可能になっていることになります。現在の2017年から13年後なので、結構、近い将来にはフルダイブが可能であるいことから、今から楽しみですよね。というか、もうそういう時代に移行しつつあるのかもしれません。
もちろんカーツワイル氏の予想が当たればの話ではありますが(笑)。ただ、カーツワイル氏の予想は、現在の技術水準に基づいた無理のない予想が多く、また的中率も高いので、信ぴょう性は高い(はず)です。
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