よく映画、アニメ等で出てくるパラレルワールドは現実的に存在するのでしょうか?結論を先に述べますと、物理的にこの世界にパラレルワールドが存在する可能性は高いと言えます。

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そもそもパラレルワールドとは?

パラレルワールドとは、現在の世界と並行して存在する世界の事を言います。
つまり、現実とは、少し、もしくは全く異なる世界の事を指します。具体的にパラレルワールドとは、例えば、織田信長が本能寺の変で死ななかった世界とか、自分が、総理大臣やJリーガになっている世界がどこかに存在しているという考え方です。

アニメやドラマの例で説明するのが、具体的で最もわかりやすいでしょう。

例えば、ドランゴボールのセル編では(※マニアックな話になってすみません。)2つの世界が同時に存在しています。

 ・孫悟空(主人公)が生きている世界
 ・孫悟空が病気で死んでしまい、セルに世界をめちゃくちゃにされた世界

他にもドラマ「JIN」等の例がわかりやすいかもしれません。

一方、パラレルワールドとは対照的に、シングルワールドという考え方もあります。シングルワールドの世界観では、文字通り世界は1つしか存在しません。

具体的には、主人公がタイムマシンで過去に遡る、有名な映画「バックトゥザフューチャー」があります。この映画で、仮に、過去に遡った主人公が、主人公の両親の結婚を阻止した場合、主人公の存在も消えてなくなります。つまり、この映画では、パラレルワールドは存在せず、世界は1つ(シングルワールド)しかありません。

この現実世界の物理的なパラレルワールドとは?

この現実世界のパラレルワールドとは、物理的にどのように説明されるのでしょうか。

やや専門的な話になってしまいますが、量子力学では、電子は空間的に複数個所に同時に存在することになっています。明らかに現実世界の感覚とは異なっていますよね。でも量子力学では、この仮説に基づいて様々な実験がなされ、電子は空間的に複数個所に同時に存在する事は証明されています。。

さらに、「宇宙」自体が上述した電子と同じように、量子力学的に同時に存在することが示せれば、この世界が複数個所に同時に存在することになり、パラレルワールドが存在することになります。つまり、現在の世界と少しずつことなる世界(パラレルワールド)が存在することになります。

上記の考え方は「エヴェレットの多世界解釈」とよばれています。
以下のwikiのページには、詳しい解説が述べられています。
エヴェレットの多世界解釈

この現実世界はパラレルワールド、もしくはシングルワールドのどっち?

ようやく本題に入りますが、この現実世界にパラレルワールドが存在するのでしょうか?

最近、量子物理学の国際会議でどの解釈を支持するか非公式に投票したところ、90人の物理学者のうちコペンハーゲン解釈に投票したのは4人、ガイド波解釈2人、その他の未知のメカニズム4人、多世界解釈が30人だったそうです(他の方は保留)。つまり、現在のところ、多世界解釈が最も濃厚と言えます。

まとめますと、現代の量子力学に最も詳しい専門家の見解では、この現実世界は、多世界解釈に基づいたパラレルワールドが存在する可能性が高いと言えます。

例えば、私やあなたが宇宙と同じ寿命生きるパラレルワールドが存在すると考えると、なんとも不思議で楽しい気分になります。