【虫歯予防】効果的な歯の磨き方
正常な歯の数は年齢の上昇とともに正比例して減少し、80歳の正常な歯は、わずかに平均4本しか残っていません。
つまり、特に工夫せずに、人と同じ歯の磨き方をしただけの場合、80歳で正常な歯はわずか4本程度になってしまうということで、なんとか回避したいですよね。ということで、歯を効率的に磨くテクニックについて解説します。
効率的な歯の磨き方
「フッ素」入りの歯磨き粉がお勧め
「フッ素」入りの歯磨き粉は、歯の再石炭化を促してくれるので、酸で溶けた成分の歯をもとの状態に修復してくれます。さらに、フッ素は、歯のエナメル質を強化して、酸に強い歯を作ってくれます。
また、フッ素を歯に留まらせることで、再発むし歯の発症を遅らせることができます。
歯磨き粉の量は約1センチ
歯ブラシに乗せる歯磨き粉の量は約1センチ程度が適量となります。1センチ以上ですと、歯磨き粉の強力な成分により、歯が摩耗してしまうからです。
食事後は必ず歯磨きする
食事後は約40分間、歯が酸性状態となり、歯からカルシウムなどのミネラルが溶け出してしまい歯が弱体化し、虫歯菌が増殖します。3食の食事後には、必ず歯磨きをするようにします。
寝る前の歯磨きは特に重要
寝ている間は、唾液の分泌が弱まり、虫歯菌が増殖しやすくなります。従って、就寝前の歯磨きが特に重要なります。
歯の磨き方としてスクラビング法が有効
スクラビング法とは、歯ブラシを歯面に90度(直角)に当てて、横(左右)に小刻みに往復運動させるやり方です。
また、1か所につき15回から20回程度動かすようにします。医者によっては、歯1本ごとに30回も振動させて歯磨きすることを推奨しているケースもあります。
このスクラビング法は、最も歯垢が効率的に落ちるやり方で、多くの歯医者さんも実践されています。
すべての歯をまんべんなく磨く
べての歯についた歯垢をおとすために、もちろん全ての歯をちゃんと磨く必要があります。きちんと磨くと大体15分程度はかかるとされています。
歯磨きの時間は約15分
歯医者さんでは、歯磨きの時間は約15分程度が推奨されています。結構長い時間磨くことになりますので、以下の例のように、何か作業しながら歯磨きするの一つのやり方です。
・お風呂に入りながら歯磨き
・テレビを見ながら歯磨き
歯を磨く順番を決める
歯磨きでは、歯のすべての箇所をまんべんなく磨くことが一つのポイントです。そこで、歯を磨く順番を決めることで、常に歯のすべての箇所を磨くことができるようになるため、結果的に虫歯になりにくくなります。
歯ブラシの交換のタイミング
歯ブラシを1か月使用すると、歯垢(プラーク)の除去率は60%に減少するというデータがあります。たった1か月で大幅に歯垢除去率が落ちてしまいます。
従って、歯ブラシは1か月に1本は交換するようにしましょう。
電動歯ブラシも有効
電動歯ブラシを使うことで、場合によっては、手で歯磨きするより、効果的に歯磨きをすることができます。
歯ブラシのブラッシンング後に、デンタルフロスを使用する
デンタルフロスとは、歯と歯の間の歯垢を落とすための「糸」のことです。
デンタルフロスを使用することで、歯垢の除去率が約30%上昇するとのデータがあります。また、虫歯の90%は、歯と歯の間から発生するとされていることからも、デンタルフロスは、歯磨きではかなり重要と考えられています。
また、多くの歯医者さんがデンタルフロスを使うことを推奨しています。回数としては、1日に1回程度でも十分に歯垢を落とすことができます。
磨きにくいとことはワンタフトブラシを使う
通常の歯ブラシでは、奥まで磨けない場合があります。この場合、ワンタフトブラシを使うのが効果的です。ワンタフトブラシとは、毛先が一塊になっている歯ブラシの一種です。
歯磨き後にフッ素洗口剤を使うのも有効
歯磨きを終えた後に、フッ素洗口剤を使うことで、歯の再石炭化を促して歯が強化されます。また、歯磨き後にうがいをしすぎて、歯のフッ素がすべて落ちてしまう場合にも、フッ素洗口剤でうがいすることで、歯にフッ素を根付かせることができます。
歯磨き後の口の中のゆすぎは1,2回程度
歯磨き後に口の中をゆすぐ回数は、1,2回程度が良いとされています。この理由は、口の中にフッ素を残すことで、フッ素に歯を修復してもうらためです。
「フッ素をできるだけお口の中に残すために、歯磨き粉の量は多め、ゆすぐのは1,2回程度で味が残るくらいにすると効果的です。」引用元:歯医者が教える歯のブログ
一方、キチンと口のゆすぎたい方は、ゆすいだ後に、フッ素洗口剤でうがいをするやり方もあります。
磨いた後は30分間は飲食しない
歯磨き後、30分間は、フッ素により歯が再石炭化して、歯を修復・強化してくれます。従って、歯磨き後、30分間は飲食しないようにします。
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